ルネサンス文化の花が開いたフィレンツェ。花の都とも呼ばれるその街の郊外に、おおよそイタ
リアとは思えない極彩色に彩られた城が存在している。
サンメザーノと呼ばれるその城の外観は至ってシンプルだ。しかし、一歩中に足を踏み入れれば、
その豪華絢爛たる色彩の洪水に目が眩くらむことだろう。

画像: 雪化粧のサンメザーノ城。貴族の城としては質素な外装だ。

雪化粧のサンメザーノ城。貴族の城としては質素な外装だ。 

古くはローマ時代まで遡さかのぼる歴史を持つこの城が、現在のような姿に改装されたのは、ある一人の城主のイマジネーションの賜物だ。

画像: 孔雀の間。極彩色の幾何学模様に幻惑される。

孔雀の間。極彩色の幾何学模様に幻惑される。

サンメザーノ委員会の会長、マッシモ・ソッターニ氏はこう語る。
「1840年代の城主、フェルディナンド・パンチャーチ・ヒメネス・ダラゴーナは、芸術はもちろ
ん、建築、地質学等に通じており、複数の言語を操る才人でした。彼は書物を通じて知り得た東洋の芸術などに傾倒し、この城のすべてを想像だけで造り上げました。いわば、サンメザーノ城は彼そのものとも言えます」

画像: 純白の間にステンドグラス越しの赤い光が差し込む。

純白の間にステンドグラス越しの赤い光が差し込む。

 城は長い間、一般公開されていなかったが、現在は年に数回に限って公開されている。フィレンツ
ェを訪れる際には、ぜひ行ってみたい絶景だ。

●アクセス
フィレンツェの南東、市街から車で1時間弱の距離にある。城の公開予定は委員会のホームページ(英語有り)にて発表される。アドレスは www.sammezzano.org 
ホームページの「EVENTI」→「LE VISITE」内に、直近の公開予定を見つけることができる(ただしイタリア語のみ)。(2016 年9月現在)

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