全国に2万ヵ所以上の温泉施設がある日本。これが世界屈指の温泉大国と言われる所以だ。しかし、海外も負けてはいない。規模で見れば日本を凌駕する温泉が存在しているのだ。

自然が生み出した美しい石灰棚
Pamukkale
パムッカレ〈トルコ〉

画像: 石灰棚の深さによって、ブルーのお湯の色合いが変わってくる。日中は太陽光に照らされて、真っ白な石灰棚がまぶしい

石灰棚の深さによって、ブルーのお湯の色合いが変わってくる。日中は太陽光に照らされて、真っ白な石灰棚がまぶしい

 その代表格といえるのが、日本と同じ火山国・トルコにあるパムッカレ。大小100以上の石灰棚が連なる温泉で、トルコ語で「綿の城」を意味する。真っ白な石灰棚は、大地から湧き出る温泉に含まれる石灰分が周辺に付着、沈殿してできあがった。温泉が綺麗な青色に見えるのは、蓄積された石灰分が光の屈折率を大きくするためだという。青と白のコントラストがとても艶やかで、お湯が下の石灰棚へと流れる光景はとても幻想的だ。1988年に、紀元前2世紀に建設された古代都市ヒエラポリス遺跡とともに世界複合遺産となり、保護の観点から入浴できるのは一部のエリアのみとなった。それでも、入浴しながら自然が生み出した神秘の光景を存分に堪能できる。

ACCESS
デニズリのチャルダック空港から、バスかタクシーを利用し約1 時間でデニズリ市内へ。市内からは、パムッカレ・カラハユット行きのミニバスが便利。

美容効果も抜群の広大な露天風呂
Blue Lagoon
ブルーラグーン〈アイスランド〉

画像: 240℃の地下熱水を再利用。スヴァルスエインギ地熱発電所も見える

240℃の地下熱水を再利用。スヴァルスエインギ地熱発電所も見える

 露天風呂の温泉としては、アイスランドのブルーラグーンも外せないスポットだ。その面積はなんと約5000㎡で、露天風呂としては世界最大の規模を誇る。ここに注がれる温泉は、隣接する地熱発電所が汲み上げる地下熱水の排水。豊富なミネラルを含む排水を有効活用するために、排水を溜めていた場所を温泉施設にした。広大な湯船に浸かりながら眺めるアイスランドの大自然は、言葉を失うほど美しい。天候にもよるが、入浴しながらオーロラが見られるときもある。この温泉は、美肌効果があると評判で、シリカと呼ばれる真っ白な泥を顔に塗り入浴するのが定番となっている。サウナやドリンクバーなども整備されているので、のんびりと過ごせるのもいい。

ACCESS
ケプラヴィーク国際空港からバスで約20分。レイキャビク市内からは、車で約40分。

名物"風呂チェス"で旅の思い出を
Széchenyi Thermal Baths
セーチェニ温泉〈ハンガリー〉

画像: 水温は年間を通して36℃前後とぬるめ。巨大な屋外プールもあるので、一日中楽しめる

水温は年間を通して36℃前後とぬるめ。巨大な屋外プールもあるので、一日中楽しめる

 最後に紹介するのは、ハンガリーのセーチェニ温泉。ブダペストの市民公園内にあるこの温泉の魅力は、1913年に完成したネオ・バロック様式の建物を眺めながらの入浴だ。ローマの宮殿を模し、色も鮮やかなテレジア・イエロー。豪華という2文字がふさわしい建物を見ていると、自分が貴族や王様になった気分が味わえる。名物である“風呂チェス”を楽しめば、もっと気分は高まるはずだ。

ACCESS
炭酸水素硫黄泉で、リウマチや慢性関節症などに効能があるという。

 
 

 異国の風情を感じながら、疲れた体を癒やそう。

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