朝もやの中に、見渡す限り黄色が広がっている。ここ、雲南省の羅平(らへい)は菜の花畑で有名だ。この辺りでは養蜂が盛んで、ハチミツを採るためと、菜種油を採るために、の花を栽培しているという。

画像: 菜の花畑を歩く農夫。素朴な人々が多い

菜の花畑を歩く農夫。素朴な人々が多い

 羅平の菜の花畑の絶景は、中国国内はもちろん、近年は世界中から写真愛好家を呼び寄せている。
 これら「菜の花の海」を存分に楽しむためには、金鶏峰(きんけいほう)と牛街(ぎゅうがい)の2つの展望台がお勧めだ。

 金鶏峰は、羅平の北東にある小山の上にある展望台だ。ここからは、地平線まで見渡す限り円錐形の小山が続く不思議な地形に広がる菜の花畑を楽しむことができる。カルスト地形の不思議な景観と、その小山を縁取るように広がる黄色い菜の花畑が印象的だ。

画像: 金鶏峰から見た羅平の菜の花畑。浸食作用でできた特徴的なカルスト地形と、菜の花畑が生み出す絶景だ

金鶏峰から見た羅平の菜の花畑。浸食作用でできた特徴的なカルスト地形と、菜の花畑が生み出す絶景だ

 一方の牛街は、羅平の北にある小さな村の外れにある。山の中腹にある展望台から見下ろせば、山間に広がる黄色い棚田の幾何学模様を楽しむことができる。

画像: 牛街から見下ろす棚田。螺螄田(タニシの田んぼ)と呼ばれる棚田の模様が美しい

牛街から見下ろす棚田。螺螄田(タニシの田んぼ)と呼ばれる棚田の模様が美しい

 大地の茶色と菜の花の黄色、草木の緑の共演を目にすれば、早春の気候とも相まって、心が軽やかになることだろう。農村部の温かい人柄に触れつつ、スケールの大きな絶景を楽しみたい場所だ。

ACCESS
日本から雲南省の省都・昆明までは、直行便が運航していないため、上海などの中国国内の都市を経由して行くこととなる。昆明から羅平までは、鉄道で約3時間、バスなら約4時間。羅平からは金鶏峰、牛街ともにローカルバスでも行けるが、タクシーをチャーターしたほうが便利だろう。

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