巨大な岩を人力で積み上げ、造られたとされるピラミッド。その桁外れのスケールはもちろん、どのようにして造られたかを想像するだけで畏怖の念を抱いてしまうはずだ。

古代エジプト史上最大の大きさを誇る王の墓!?
Pyramid of Khufu
クフ王のピラミッド〈エジプト〉

画像: 大きさもさることながら、内部の温度が20℃に保たれているというのも驚きだ。この近くでは2 隻の船「太陽の船」が発見されている

大きさもさることながら、内部の温度が20℃に保たれているというのも驚きだ。この近くでは2 隻の船「太陽の船」が発見されている

 そんなピラミッドの中でも一番有名なのがクフ王のピラミッドだろう。エジプトのギザ砂漠にある三大ピラミッド(メンカウラー、カフラー、クフ)の中で最大規模を誇り、紀元前2560年頃にエジプト第四王朝のファラオ・クフ王の墳墓として、20年もの歳月をかけて建造されたと考えられている。当時の大きさは、高さ146・6m、底辺230・37m、勾配は約51度で、約2.5tの石灰岩が270万〜280万個積み上げられている。建造当時はこの石灰岩は磨き上げられており、ピラミッドは太陽の光を受けて黄金に輝いていたと言われている。また、近年は内部に新たな未知の空間がある可能性が高いことがわかり、内部構造の謎の解明に世界が注目している。

アクセス
カイロ国際空港からハラム(ピラミッド地区)行きのエアポートシャトルバスで約1 時間。カイロ市内のタハリール広場からバスで約20 分。

謎に包まれた古代都市の巨大ピラミッド遺跡
Pyramid of Teotihuacan
テオティワカンのピラミッド〈メキシコ〉

画像: 太陽のピラミッドは高さ64 mで、内部には古いピラミッドが存在している

太陽のピラミッドは高さ64 mで、内部には古いピラミッドが存在している

 メキシコにあるテオティワカン遺跡のピラミッドにも、多くの謎が残されている。テオティワカンは、ローマと並ぶ古代の大都市で、最盛期の人口は15万人とも言われている。遺跡内には月のピラミッド、太陽のピラミッド、ケツァルコアトルの神殿の3つがあり、中でも、太陽のピラミッドの造りは興味深い。毎年4月29日と8月12日に、ピラミッドの西の正面に太陽が沈むようになっているのだ。これは雨期と乾期の始まりと一致。しかも、太陽のピラミッドの一辺は260単位(当時)とされているが、8月12日から260日後が、4月29日となる。ここまで計算されていると、古代に生きた人間の凄さも感じずにはいられない。

アクセス
メキシコ・シティ国際空港から、地下鉄またはタクシーで北バスターミナルへ約4 分。そこからバスで約1時間。

ナイル川流域で栄えたクシュ王国の中心都市
Archaeological Sites of the Island of Meroe
メロエ島の考古遺跡群〈スーダン〉

画像: 鋭角な角度と、Hの形をした入り口がメロエのピラミッドの特徴だ

鋭角な角度と、Hの形をした入り口がメロエのピラミッドの特徴だ

 スーダンのメロエ島の考古遺跡群にある、メロエのピラミッドも興味深い。エジプトのピラミッドの勾配が約51度なのに対し、このピラミッドは65〜68度と角度が急なことが特徴だ。紀元前250年以降の王墓として建てられたことが明らかになっている。高さは6~30mと小型だが、何基ものピラミッドが並ぶ光景は壮観だ。

アクセス
ハルツーム国際空港からバスで約4 時間。最寄りの街シャンディからはバスで約40分。

 壮大な建築美に加え、今なおミステリアスな魅力に包まれるピラミッド。その姿を通じて、太古の人類の営みに想いを馳せ、神秘的なパワーを体感してみよう。

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