以前、モナコに旅したときに、せっかくモナコへ来たのだからと、海沿いにニースへとロードトリップをすることに。コートダジュールと呼ばれるこのエリアは、南仏らしいのどかな景色が広がります。車でニースへと向かう途中、必ず訪れたい絶景スポットが、エズ村。

画像: エズ村は他のコートダジュールの村々と同じように中心街には車で入ることができないので、村の麓にある駐車場から歩いて入ります

エズ村は他のコートダジュールの村々と同じように中心街には車で入ることができないので、村の麓にある駐車場から歩いて入ります

鷲が卵を守るために標高の高いところに巣をつくることから、鷲ノ巣村という呼称があります。そんな、鷲ノ巣村はコートダジュールやプロバンス、イタリアなどヨーロッパにいくつかありますが、このエズ村もその代表の一つといえるでしょう。一年を通してブーゲンビリアが咲き誇るこの村の住人は20人程度。こぢんまりとした村にはレストランやシャトーホテル、お土産物屋さんが並んでいます。山頂にはサボテン植物園があり、そこからの眺めはまさに絶景!ニースへと続く海岸線を一望できるのです。

画像: 熱帯植物園の上に残る城の遺跡から、と美しい地中海を望んで

熱帯植物園の上に残る城の遺跡から、と美しい地中海を望んで

坂道が少し辛いものの、登る価値は十分ありますので、ぜひ頑張って登頂してみてください。エズの絶景を堪能したあとは、ニース方向へ車を進めましょう。ニースではワイナリー巡りがオススメ。一年中風が少なく太陽に恵まれるニースの温暖な気候で育つブドウは、高品質なワインを作ります。また、総作付け面積50ヘクタールほどと「猫の額」ほどなので、生産量が少なく、ワイン専門店でないと手に入りにくいニースワイン。そんな、「知る人ぞ知る」通のワイン、ニース固有の“ベレ”という葡萄はワイン愛好者にとって貴重なものです。

画像: この地方でしか手に入らない貴重なワインを生み出す葡萄たち

この地方でしか手に入らない貴重なワインを生み出す葡萄たち

現在ワインを製造しているドメーヌは15ヵ所しかない上に、見学できるところが非常に限られているのでツアーなどで予約していかれるといいでしょう。まずはシャネルの“CCロゴ”の元になった有名なドメーヌ、シャトー・ド・クレマ(Château de Crémat)へ。

画像: 美しいシャトーの中には古の余韻を感じるセラーが広がっていました

美しいシャトーの中には古の余韻を感じるセラーが広がっていました

1920年頃ココ・シャネルが、南仏グラースに香水の製造を目的として出かけた際、当時話題のシャトー・ド・クレマに観光で立ち寄ったそうです。お城に施されたシャトー・ド・クレマのイニシャルからデザインしたCを二つ繋げた形の壁画をココ・シャネルは大変気に入り、今製作中の香水の瓶に自分のロゴとして使いたいと考え、お城のオーナーに許可をもらったということです。

画像: CCはココシャネルのイニシャルでもあったのです。出会いって不思議ですね!

CCはココシャネルのイニシャルでもあったのです。出会いって不思議ですね!

こちらのワインは赤、白、ロゼとありますが、個人的にはロゼにうっとり。辛口ながらも果実味溢れる力強い味わいで、燦々と降り注ぐ太陽をイメージできるポエティックな一本でした。余韻に浸りながら、次は穴場的なドメーヌ、ドメーヌ・ド・ラ・ソース(Domaine de la Source)へ。

画像: 小さなセラーにはヴィンテージ含めワインがぎっしり。まるで宝の部屋のようでした

小さなセラーにはヴィンテージ含めワインがぎっしり。まるで宝の部屋のようでした

こちらは2世代にわたる家族経営で、こちらのワインも赤・白・ロゼがあり、それぞれにニース固有のブドウ品種を使用しています。地元の方にも非常に人気で、ほとんどがこの地域で消費されるため、市場に出回る機会がほとんどない、“希少ワイン”と言えましょう。

画像: ニースの中心部から車で15分。海を見下ろす高台に広がる葡萄畑

ニースの中心部から車で15分。海を見下ろす高台に広がる葡萄畑

畑を案内していただきましたが、ちょうど収穫期を迎えたヴィンヤードは黄金色に輝き、その美しさに絶句!完熟した葡萄はドライレーズンかと思うほど糖度が高く、美味しいワインを彷彿とさせます。美味しいワインと素晴らしい景色に、心身ともにリフレッシュした南仏の旅でした。

Photo: Hiromichi Matono
Text: Makiko Yamamoto

取材協力:マイコートダジュールツアーズ

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