四川省の西部に広がる標高4000mを超える高原。東チベットと呼ばれる地域に、ラルンガルゴンパはある。

画像: 標高4000 mを超える高原にびっしりと赤い屋根の宿坊が広がる。遠くの山の上には、タルチョと呼ばれる、チベット仏教の祈禱旗が見える

標高4000 mを超える高原にびっしりと赤い屋根の宿坊が広がる。遠くの山の上には、タルチョと呼ばれる、チベット仏教の祈禱旗が見える

 ラルンガルゴンパ、中国語では喇荣五明佛学院と表記されるその寺院は、1980年にチベット仏教の高僧、ケンポ・ジグメ・プンツォクによって開かれた。そして、その寺院の周りにチベット仏教の修行僧が集まり、僧の袈裟の色と同じ赤い宿坊を建てて住み始めた。その結果、この類い稀なる美しさを持った赤い街は形成されたのだ。

画像: ラルンガルゴンパの金色の屋根が光る

ラルンガルゴンパの金色の屋根が光る

 街の人口の増加とともに、チベット仏教を敵視する中国当局からの圧力も高まり、2016年には僧と尼僧の数をそれぞれ1500人以下と3500人以下にするよう通達が出され、実際に宿坊を破壊し圧力をかけた。しかし今なお、数多くの僧がラルンガルゴンパで祈りを捧げ、この街で暮らしている。

画像: チベット仏教徒の宿坊が丘の斜面にへばりつくように建てられている

チベット仏教徒の宿坊が丘の斜面にへばりつくように建てられている

 当局との緊張関係のため、東チベットを旅する際には、さまざまな障害を伴う。情勢次第では外国人が入境できないこともある。しかしながら、困難を乗り越えてたどり着くこの街の美しさは、すべての苦労を吹き飛ばすはずだ。

アクセス
中国主要都市で乗り継いで、四川省の省都・成都まで。成都からはバスで近くの街、色セルタ達へ向かう。バスや乗り合いタクシーなどで12 時間〜18 時間。色達からは乗り合いワゴンなどで約20 分でラルンガルゴンパに着く。現地の情勢に左右されるので、成都などで最新情報を収集するようにしたい。

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