秩父の伝統をデザインした巨大な花の絨毯の迫力を堪能

春の訪れを告げるソメイヨシノや八重桜、しだれ桜などの花びらが落ち、新緑が芽吹き始めるこの時期。それらの桜と入れ替わるように見頃を迎えるのが、芝桜だ。

画像: 武甲山を背景にした大きな見どころのひとつであるパッチワークの丘

武甲山を背景にした大きな見どころのひとつであるパッチワークの丘

 芝桜といっても、木の枝に花びらをつける桜と同じ品種ではない。芝生と同じように茎が地面を覆うように広がり、可憐な花びらの形が桜に似ていることから、その名が付けられたという。

 この芝桜の国内屈指の名所として観光客を集めるが、埼玉県秩父市の羊山公園だ。約1万8000㎡の面積を誇る芝桜の丘には、淡桃、赤、薄紫、白など9種類約40万株が植えられている。しかも上空から眺めると、毎年12月に行われる秩父夜祭で使われる屋台や笠鉾の囃手の襦袢(かさぼこはやしじゅばん)模様をイメージしたデザインになっているのだ。地上から全体像を眺められないのは残念だが、飛び出す絵本のような臨場感と艶やかな彩りに誰もが圧倒されるだろう。また、密生した色とりどりの巨大な花の絨毯が風に揺られる様は、丘陵そのものに生命が宿ったかのようだ。

 レンゲに似た幽(かす)かな甘い香りが漂い、「極楽浄土」「おとぎ話の世界」と形容される絶景をその目に焼き付けたい。

 見頃 :4月中旬~5月上旬

 住所 :埼玉県秩父市大宮6360 
アクセス:西武鉄道西武秩父線西武秩父駅から徒歩約20 分。関越自動車道花園IC から約25㎞。

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