紫のカーテンが揺れる幻想的な光景に言葉を失う

 古くから高貴な色として愛されてきた藤色。その主張をしすぎない色合いは、美しくも慎ましい。そんな背景もあり、藤の花房は振り袖姿の日本女性にたとえられ、多くの俳句でも謳(うた)われている。そんな藤の花が見頃を迎えるこの時期に、ぜひ足を運びたいのが福岡県にある河内藤園だ。

画像: 藤の花によるグラデーションは見ていて飽きない

藤の花によるグラデーションは見ていて飽きない

 最大の見どころは「藤トンネル」。一歩くぐれば、その美しさに言葉を失ってしまう。紫、ピンク、白などに色づいた22種類もの藤が咲き乱れ、自然のグラデーションを生み出している。藤棚から長く伸びる色とりどりの花房は、まるで空から降ってきた紙吹雪のようだ。トンネルの出口も見えないほど長く垂れ下がっており、緩やかな坂道が110mも続いている。辺り一面に漂う藤の花の香りに包まれながら、歩くだけで幸せな気分になれることだろう。

 トンネルを登りきった所には、藤の花で覆い尽くされた約1000坪の広場がある。この大藤棚の光景は、圧巻だ。紫のカーテンが風にたなびく様を眺めていると、まるで別世界に来てしまったかのよう。花の盛りは短い。わずか半月ほどしか見られない幻想的な光景。一度は見ておきたい、日本が世界に誇る絶景だ。

 見頃 :4月下旬~5月上旬

 住所 :福岡県北九州市八幡東区河内2-2-48 
アクセス:北九州都市高速道路大谷IC から約7.5㎞。

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