ゴツゴツとした石灰岩の柱が湖底から伸び、集まって島を形成している。静まり返って空の色を映した湖面との対比は、さながら別世界に迷い込んだかのようだ。

画像: 湖面を夕陽が染める。ピンクから青へのグラデーションが美しい

湖面を夕陽が染める。ピンクから青へのグラデーションが美しい

 アメリカのカリフォルニア州中部、ネバダ州との州境に位置するモノ湖は、極端に塩分濃度の高い塩湖だ。その塩分濃度のため、この湖には一匹の魚も生息しておらず、節足動物の一種であるアルテミアが生息しているのみだ。湖の歴史は古く、北米大陸で最古の湖の一つに数えられている。

画像: 真っ青な空を映した湖面に、トゥファタワーも映し出される

真っ青な空を映した湖面に、トゥファタワーも映し出される

 流れ出す川を持たないモノ湖では、流れ込んだ水の水分のみが蒸発して、水に溶け込んでいる大量のカルシウムと湖底から湧き出る炭酸水によって、トゥファタワーと呼ばれる石灰岩の柱が湖底に生成される。

画像: 石灰質が凝固したトゥファタワーは、湖底から湧き出す水の流れで高く柱状に伸びていく

石灰質が凝固したトゥファタワーは、湖底から湧き出す水の流れで高く柱状に伸びていく

 このトゥファタワーは、湖岸はもちろん陸地にも点在している。1940年代〜90年代にロサンゼルス水道局が湖水を水道水として取水し、モノ湖の水位が低下したことがその理由だ。

 将来的には水位が戻り、これらのトゥファタワーも再び湖面の下に沈むと言われている。その時まで、幻想的な絶景を楽しみたい。

アクセス
モノ湖はサンフランシスコから約400㎞、ロサンゼルスからは約600㎞の距離に位置する。それぞれの都市から車で7〜10 時間の距離だ。周囲には、ヨセミテ国立公園や、デス・バレー国立公園などの絶景スポットも豊富にあるため、絶景を巡りながらのドライブもお勧めだ。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.