ポルトガルの首都・リスボンの北西約30㎞にある街・シントラ。その郊外の山の上に建つのがペーナ宮殿だ。カラフルな色合いと独特な建築様式で目を引くこの宮殿は、1836年に夏の離宮として建てられたものだ。

画像: 緑深い山の上に建つペーナ宮殿。派手な配色と独特の建築様式が出色だ

緑深い山の上に建つペーナ宮殿。派手な配色と独特の建築様式が出色だ

 ペーナ宮殿がある山上には、かつて修道院が建てられていたが、1755年のリスボン大地震によって倒壊し、廃墟と化していた。その姿を目にしたフェルナンド2世が、この地に宮殿を建てることを決意したと言われている。

画像: まるでおとぎ話に出てくるお城のような佇まい

まるでおとぎ話に出てくるお城のような佇まい

 宮殿の建築物には、イスラム建築の影響を受けた玉ねぎ形のドームや、ゴシック、ルネサンスなど様々な建築様式が混在しており、その突飛ともいえる色合いとも相まって、ここにしかない唯一無二の景観を作り出している。見る角度によって様々に表情を変える宮殿は、19世紀のロマン主義の傑作と讃えられており、その威風堂々たる姿には、驚嘆の声をあげること間違いないだろう。

イスラム建築の影響を色濃く感じさせる中庭は、タイルで飾られ、アーチが連続する回廊が続く

 ペーナ宮殿周辺には、シントラ宮殿やムーア人の城跡などの見所が点在しており、「シントラの文化的景観」として、ユネスコの世界文化遺産にも登録されている。

アクセス
ポルトガルの首都・リスボン市内からシントラまでは鉄道で約45 分。シントラ駅からは、王宮やムーア人の城跡などの見所を巡るバスが利用できる。ペーナ宮殿の入り口でバスを降りた後は、10 分ほど山道を登ることになる。リスボン市内から日帰りのツアーも催行されている。

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