極東ロシアにあるサハ共和国。その首都のヤクーツクを流れるレナ川からクルーズ船に乗り込み、上流に180㎞ほど遡ると、川岸に巨大な石の列柱が現れる。石柱の高さは150〜300m。巨大な岩の屛風といった風情の石柱の壁が延々と40㎞も続く光景は、圧巻の一言だ。

画像: 川岸にそびえ立つ石柱群。150m を超える石柱が、延々と続く光景は、遠近感がおかしくなってしまうほどのスケールだ

川岸にそびえ立つ石柱群。150m を超える石柱が、延々と続く光景は、遠近感がおかしくなってしまうほどのスケールだ

 このレナ石柱自然公園のあるサハ共和国・ヤクーツク近郊は、夏は40度以上の酷暑に見舞われる一方、冬はマイナス60度にも達する極寒の地だ。この極端な気温差が、世界でも珍しい地形を作り上げたのだ。

画像: 冬季にはレナ川は氷結する

冬季にはレナ川は氷結する

 これらの石柱のある地域の岩盤は、石灰岩などで構成されており、かつて海の底にあったものが隆起してできたと考えられている。隆起して地上に現れた岩盤は、風雨の浸食などを受け、その表面には多数の亀裂が生まれた。その亀裂に雨が浸水し、冬になると氷結。そして冬が明けると融解する。この氷結と融解を繰り返すことで、岩肌の亀裂が広がり、現在の姿になったのだ。

画像: そのためアクセスの時間が短縮されるのも、極寒の地ならではだ

そのためアクセスの時間が短縮されるのも、極寒の地ならではだ

 気温差100度にも及ぶ過酷な気象条件が生み出したこの光景は、ここでしか見られない絶景だ。

アクセス
サハ共和国の首都・ヤクーツクまでの直行便はないため、アジア各都市やロシア各都市の乗り継ぎ便でヤクーツクへ。ヤクーツクからレナ石柱自然公園までは、夏季はチャーター船やクルーズ船で向かう。また冬季は凍った川の上をスノーモービルや四輪駆動車で向かう。冬季のみ日帰りが可能。

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