17世紀に誕生して以降、オペラは貴族が楽しむ娯楽として人気を誇り、オペラハウスには、莫大な建設費が費やされてきた。足を踏み入れれば息を呑むほど豪華なオペラハウスを紹介する。

100 年以上の歴史を持つ世界三大劇場のひとつ
Tearto Colón
コロン劇場〈アルゼンチン〉

画像: 劇場の正式名称は「テアトロ・コロン」。客席は2487席、立ち見1000名もの収容人数を誇る

劇場の正式名称は「テアトロ・コロン」。客席は2487席、立ち見1000名もの収容人数を誇る

 1908年に建てられたアルゼンチンにあるコロン劇場は、イタリア・スカラ座、フランス・オペラ座と並び世界三大劇場のひとつと言われており、その名前に聞き覚えがある人も多いだろう。この劇場は、世界2位の収容人数を誇り、音響は世界最高峰との呼び声も高い。メインエントランスホールに入り、天井を見上げると色鮮やかなステンドグラスが出迎えてくれる。それぞれの扉の上の装飾には、ベートーヴェンやワーグナーなど有名作曲家たちの像が飾られているので眺めているだけでも楽しめる。劇場に入ると、繊細な装飾が施されたボックス席が左右を取り囲んでいる。天井に輝く巨大なシャンデリアの周りに描かれるアルゼンチンを代表する芸術家ラウル・ソルディの絵にも注目だ。

ACCESS
首都・ブエノスアイレスにあるホルヘ・ニューベリー空港から高速バスで約50分。テアトロ・コロン下車、徒歩約3 分。

観劇した人だけが楽しめる欧州一の美しい劇場
Stavovské divadlo
エステート劇場〈チェコ〉

画像: 青を基調にした美しい内装。モーツァルトの生涯を描いた映画『アマデウス』の撮影でも使用されている

青を基調にした美しい内装。モーツァルトの生涯を描いた映画『アマデウス』の撮影でも使用されている

 音楽の都として名高いチェコのプラハにあるのが、エステート劇場(チェコ語ではスタヴォフスケー劇場)だ。ヨーロッパで最も美しいと称されるこの劇場は、18世紀後半に新古典様式で建てられた。天才・モーツァルトとの縁も深く、代表作『ドン・ジョヴァンニ』が初演され、彼自身が舞台でタクトを振ったこともある。5階までボックス席が並ぶ縦長の小ぶりな劇場は、青いベルベットで統一されたシックな内装だ。残念ながら、ガイドツアーがないため劇場の中に入れるのは、観劇時のみ。現在もモーツァルトのオペラが上演されているので、ぜひチケットを入手し、当時に想いを馳せながらオペラと劇場を楽しんでほしい。

ACCESS
首都・プラハにあるヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港から地下鉄でムーステク駅まで約40分、駅から徒歩約6 分。

ヨーロッパ最古の歴史を持つ高貴なバロック様式の劇場
Markgräfliches Opernhaus
バイロイト辺境伯歌劇場〈ドイツ〉

画像: 木製の豪華な柱や天井には繊細な装飾が施されている。色鮮やかな天井画も圧巻だ

木製の豪華な柱や天井には繊細な装飾が施されている。色鮮やかな天井画も圧巻だ

 ドイツにあるバイロイト辺境伯歌劇場は、18世紀半ばに建てられた現存するヨーロッパ最古の歌劇場で、世界遺産でもある。内装が建設当時のまま残る数少ない劇場で、ホールの天井の装飾の美しさには、言葉を失うほどだ。

19世紀、当時『ニーベルングの指環』を上演する歌劇場を探していたワーグナーの目に留まり世界的に有名となった。現存するバロック様式の劇場では、最も美しいと評価されている。

ACCESS
バイエルン州第二の都市・ニュルンベルクのニュルンベルク空港から車で約50分。

 歴史ある音響効果で奏でる音楽に耳を傾けてみてはいかがだろうか。

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